6回零封&1号弾 マエケン最高初勝利にエース左腕ひと役
ルーキー右腕が上々のデビューを果たした。
ドジャース・前田健太(27)が6日(日本時間7日)のパドレス戦にメジャー初登板。6回を5安打無失点、4三振、無四球で初勝利を挙げた。
前田は投球よりも、まずは打撃で敵地ペトコパークのファンの注目を集めた。4点リードの四回の第2打席だった。相手の先発右腕キャッシュナーにカウント2ストライクと追い込まれた後の3球目。甘く入ったスライダーを振り抜くと、打球はグングン伸びて左翼スタンドに吸い込まれた。メジャー初安打を本塁打で記録した前田はダイヤモンドをゆっくりと一周し、ベンチに戻るとナインにもみくちゃにされる祝福を受けた。
本職の投球でも危なげなかった。立ち上がりから、キレのいい変化球を低めに決めて凡打の山を築く。四回、中軸の連打で2死二、三塁のピンチにも後続を打ち取ってつけ入る隙を与えない。
五回は3者凡退で切り抜けてメジャー初勝利の権利を得たが六回、再びピンチを招く。1死一、三塁で打席には主砲マイヤーズを迎えたが一ゴロに仕留め、バックの好守に助けられて得点を許さなかった。5番ソラーテを低めの変化球でバットに空を切らせると、マウンド上でガッツポーズを見せた。