これがプロの解説? 中島常幸がマスターズで“大ハシャギ”
まるで素人の応援団だった。TBSテレビの解説を務めた中嶋常幸(61)のことだ。
中継がはじまると「松山には優勝して欲しい。こういう場に立ち会えて本当にうれしい」と、松山の活躍に浮かれっぱなしだった。
松山が首位と2打差3位で3日目を終了した際には、冗談半分ながら松山に「グリーンジャケットのサイズを測っておいた方がいい」と、悪ノリ。
ところが最終日、6番までにスコアを4つ落としてズルズル後退すると、途端に口数が少なくなり、揚げ句の果ては「優勝は絶望的なスコアですが、インコースでどれだけ盛り返せるか。次のメジャーで生きてくると思う」と神妙になった。
しかし、8番、10番のバーディーでスコアを2つ戻し、13番パー5で2メートルのイーグルチャンスにつけると「まだ(優勝の目が)あるよ、まだあるよ」と、また騒ぎ出した。しまいには「マスターズで日本人が勝てるんじゃないかと思っただけでもよかったんじゃないか」と、ひとり悦に入っていた。
本来ならプロとして視聴者に正しい知識と情報を伝え、試合展開を予測するべきなのに、単なる「松山応援団」になっているのだから、どうしようもない。