「超変革」どころか草野球 金本阪神が巨人に大敗の赤っ恥
これで伝統の一戦と呼べるのか。27日、阪神が巨人に1-11と大敗を喫した。
試合後、「今季一番情けない。恥ずかしい試合。ファンに何を言われても仕方ない。そういう選手を送り出しているオレの責任」と硬い表情で詫びた阪神の金本監督は、この巨人との3連戦が始まる前、こう意気込んでいた。
「東京ドームでこっちが勝ち越したから、向こうも今度は敵地で勝ち越そうと思っているだろう。こちらも、そうはいかんぞというところがないとね」
今季初めて本拠地の甲子園球場に巨人を迎え、改めて「超変革」を見せつけようとしたのだが、甲子園で繰り広げられたのは程遠く、草野球とでも言うべきものだった。
0-2の四回。中堅の江越が村田の飛球を落球したのが草野球の始まり。記録は二塁打だったものの、限りなく失策に近い捕球ミスで傷口を広げると、1死二、三塁から投手・田口の打球を一塁のゴメスがエラー。続く長野の中前適時打を江越が今度は本塁へ暴投し、送球がバックネット前を転々とする間にさらに1点を失った。ミスのオンパレードでこの回一挙4失点。結局、坂本に2発を浴びるなど、終わってみれば11失点でボロ負け。本拠地・甲子園で赤っ恥の連敗である。巨人のの関係者がこう話す。