“主管”JGTOは指をくわえてツアー競技を見ているだけ

公開日: 更新日:

 さらにJGTOには映像著作権がなく、試合模様や選手のスーパーショット影像をPRに使うこともできない。

 ようするに主管というのは、ただ指をくわえて試合が行われているのを眺めるだけなのだ。いわばマンションの管理会社のようなもので、ただ管理を任されているだけ。これでは収益事業どころではない。試合の日程調整も開催コースの選定もほとんど広告代理店、テレビ局、スポンサーに牛耳られている。主たる財源は各トーナメント主催者からの協力金(1000万円)と、選手の賞金から上前をはねるトップオフ4%だ。

 だから選手会は、「オレたちのトップオフで養っている」と強気で、選手の違反行為があっても強気に罰金も取れないジレンマもある。まさに「八方塞がり」の状態だ。

 比較するのもおこがましいが、米PGAツアーは組織が強大な権力を持つ。

 コミッショナー制度を取り、スポンサーもテレビ局も選手もすべて米PGAツアーの管理下に入る。

 現コミッショナーは、弁護士出身でビジネスセンスに長けたティム・フィンチャム。彼の陣頭指揮のもとに全世界140カ国と契約するテレビ放映権料、ウェブ権利など莫大な収入がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議