リオ辞退ほのめかした松山に「プロの使命」と出場望む声

公開日: 更新日:

 しかし松山が五輪不参加なら、日本ではゴルフ競技への関心は一気にしぼんでしまう。松山以外にメダルを期待できる選手がいないからだ。

 ゴルフ評論家の菅野徳雄氏は、「リオ五輪に出ようがやめようが松山の自由ですが、もし出なかったら“やっぱりカネにならないからか”とプロゴルファーのイメージは悪くなるでしょうね」と言って、こう続ける。

「金メダルを獲得してもツアー優勝のように多額の賞金を手にできないから、南アではG・プレーヤーが“いくらカネが欲しいんだ”と辞退した選手に腹を立てている。A・スコットにも豪州では批判が集中している。それと同じことは起きるだろう。ただ、日本ゴルフ界のためにメダル争いしてやろうというプロとしての矜持とか哲学が松山に欠けているのは確か。出場資格がありながら、その舞台に出ていかないのがプロとして問題なのです。ゴルフはおもしろいスポーツだということを五輪を通じて世界に発信できる絶好の機会であり、使命もある。松山は四の五の言わずに絶対に出るべきです」

 同じ日本代表でも女子プロから「ジカ熱は怖い」という言葉は聞かれない。だから、余計に松山が女々しく見えてくる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」