リオ辞退ほのめかした松山に「プロの使命」と出場望む声
しかし松山が五輪不参加なら、日本ではゴルフ競技への関心は一気にしぼんでしまう。松山以外にメダルを期待できる選手がいないからだ。
ゴルフ評論家の菅野徳雄氏は、「リオ五輪に出ようがやめようが松山の自由ですが、もし出なかったら“やっぱりカネにならないからか”とプロゴルファーのイメージは悪くなるでしょうね」と言って、こう続ける。
「金メダルを獲得してもツアー優勝のように多額の賞金を手にできないから、南アではG・プレーヤーが“いくらカネが欲しいんだ”と辞退した選手に腹を立てている。A・スコットにも豪州では批判が集中している。それと同じことは起きるだろう。ただ、日本ゴルフ界のためにメダル争いしてやろうというプロとしての矜持とか哲学が松山に欠けているのは確か。出場資格がありながら、その舞台に出ていかないのがプロとして問題なのです。ゴルフはおもしろいスポーツだということを五輪を通じて世界に発信できる絶好の機会であり、使命もある。松山は四の五の言わずに絶対に出るべきです」
同じ日本代表でも女子プロから「ジカ熱は怖い」という言葉は聞かれない。だから、余計に松山が女々しく見えてくる。