マスターズ連続トップ10で松山の“副収入”どこまで上がる
昨年の5位に続く2年連続のトップ10入り。マスターズで連続1ケタ順位は日本人初の快挙。松山英樹(24)が、日本人男子プロ初のメジャー制覇を現実として意識させたのは間違いない。その効果は絶大だ。
松山はプロに転向した13年に大手スポンサー企業5社と契約(現在は6社)。そのうち、3年6億円のレクサス、3年9億円のダンロップ、3年3億円のANAとの契約が今年中に切れる。まだ東北福祉大の学生だったプロ転向前の段階ですでにダンロップをはじめナイキ、ブリヂストン、テーラーメイドの日米大手用具メーカー4社が争奪戦を繰り広げ、米用具メーカーの中には年5億円のスポンサー料を提示したところもあったといわれている。
結局、松山は中学時代から愛用するダンロップに対する信頼と恩義を優先したが、当時から年間5億円の“値”がつけられていたわけだ。大口スポンサー3社が契約更新を迎える今年、マスターズ2年連続トップ10の実績が、さらなる大金を動かすことになるのは間違いないだろう。
ロータス投資研究所代表の中西文行氏が言う。