下水流よ、本流となって広島の街を潤せ!
先週オリックス戦で代打に出て同点ツーランを打ったのが「下水流」。
げ、げすいりゅう! まさかそんな、いくらなんでも日の目を見なさそうな名字じゃないか。
「げすいりゅう」じゃなくて「しもずる」と読むんだそうだ。
緒方監督「このホームランで自信をつけて、レギュラーを目指してギラギラ輝いてほしい」
しもずる選手の過ぎし日を妄想する。ガキんちょ同士というのは平気で名前を貶す。
「や~い、げすいりゅう」
「ボクはしもずるだ!」
遠くからはやし立てるクソガキを相手にせず、目指したプロ野球選手。地道に努力を積み重ねて、ついに一軍昇格代打同点2ラン、新聞のスポーツ面に躍る文字。
「地下深く流れ下った伏流水が、名水となってついに日の目を見た、下水流!」
ええい外野は黙れうるせえ静かにしろい。
しもずる君。名は体を表す(かもしらんし、かんけ~ねえかもしらん)、君の名は人々の心に浸透するのだ。