露シンクロの五輪出場を日本代表・井村コーチが痛烈批判
シンクロの鬼コーチがロシアのドーピング問題に怒りを爆発させた。
29日に男子ラグビー代表とともに合宿地サンパウロに出発。井村雅代ヘッドコーチ(HC)は、ロシアのドーピング問題で出場が危ぶまれたシンクロ選手団の出場が認められたことに、「国ぐるみでやったことは国全体で制裁を受けるべきだと思っている」と出場の可否を各競技団体の判断に委ねた国際オリンピック委員会の決定を批判した。
かねてロシアのスポーツ界には疑問を抱いていたようで、「国の威信、強さを見せつけるために選手を道具としか見ていない。選手の尊厳を大事にしない。許せない」と怒りをあらわにした。
水中で美しさ、しなややかさを競うシンクロでも、興奮剤を使用するなどの例があり、04年アテネ五輪前にロシア代表による禁止薬物使用が発覚した。ロシアの内幕を知り尽くしている井村HCだけに、今回の件は黙っていられなかったようだ。
相手は金メダル候補だけに、本番でギャフンと言わせたい。