ブラジルに完敗 日本は選手起用も試合運びも“疑問”だらけ
リオ五輪で「48年ぶりのメダルを本気で狙う」と公言する手倉森誠監督率いる日本五輪代表が7月31日、ゴイアニアで五輪開催国ブラジルの五輪代表とテストマッチ(現地時間30日午後4時半キックオフ)を行い、0対2のスコア以上に低調な内容で完敗した。
ブラジルは、23歳以下の年齢制限のないOA(オーバーエージ)枠として、フル代表のエースFWネイマール(24)を擁し、23歳以下選手もフランスのパリSGの主力DFマルキーニョス、イタリアのラツィオで背番号10を背負うMFアンデルソン、スペインのバルセロナ所属MFラフィーニャら、フル代表歴のある選手がスタメンにズラリ。
海外組がオーストリアのザルツブルクのMF南野だけしかおらず、背番号10が、所属するFC東京の控えに甘んじているMF中島……という日本代表との力の差は歴然。それが試合内容にハッキリと出た。
開始直後から、ブラジルが強靱なフィジカルと圧倒的なスピードで日本サイドに攻め入り、前半33分にFWガブリエルがドリブル突破から先制ゴールを叩き込み、前半終了間際には右CKからDFマルキーニョスが、高い打点から強烈なヘディングシュートを決めた。