ハリル監督は背水の陣 タイ戦勝っても内容次第で解任ある

公開日: 更新日:

 ロシアW杯アジア最終予選初戦が黒星スタートとなったハリルホジッチ監督。06年ドイツW杯最終予選での「オウンゴールによる薄氷勝利」を知っているのだろうか?

 05年3月25日。最終予選第2戦でイランとのアウェー戦を1―2で落としたジーコ日本代表は5日後、埼スタにバーレーンを迎え撃った。何度も攻め込みながらゴールを奪えない日本。思わぬ形で決着した。後半26分に相手オウンゴール! 虎の子の1点を守り切った日本は連敗を回避。チームを立て直し、本大会出場を手繰り寄せた。

 今日6日、バンコクで行われる第2戦のタイ戦(午後9時15分開始)に臨む日本代表は5日、ハリルホジッチ監督が公式会見に出席。「UAE戦でかなり精神的に痛めつけられたが、選手をしっかり回復させ、励ますことに努めた。勝利するための準備は整っている」と胸を張った。しかし、本音は「オウンゴールでもいい。とにかく勝ち点3をゲットしたい」だろう。

「現地5日午後5時半から始まった練習は、冒頭の15分だけがメディア陣に公開され、その時間帯はランニング、ストレッチ、ダッシュなどのメニューだった。4日は笑みを浮かべる選手も見受けられたが、この日の選手はキリッとした面持ちで練習場に姿を現し、ハリルホジッチ監督も非常に引き締まった表情で指示を与えていた。チーム全体が良い意味でピリッとした緊張感に包まれていた」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動