ハリル監督は背水の陣 タイ戦勝っても内容次第で解任ある
■引き分けでも…
タイに勝って、初戦UAE戦逆転負けの悪夢を払拭したいハリルホジッチ監督だが、その首筋の周辺にはヒンヤリとした空気が流れているという。
タイ戦に負けないまでも、引き分けて勝ち点1止まりだったり、勝っても試合内容がイマイチだった場合、指揮官のクビが飛んで「最終予選中に指揮官交代という非常事態を迎える可能性は十分にある」と話すサッカー関係者が、「これは日本代表に限った話ではないが……」と前置きした上で、さらに続ける。
「勝っているうちはもちろん、チーム内の雰囲気は良好ですが、勝てないと一気にギクシャクしてしまうのは当たり前。その際、監督と主力がミーティングを通して一体感を醸成しようとするものだが、どうしても通訳が介在するので真意が伝わらないこともある。これは前任者のアギーレ、その前のザッケローニの時も同様。サッカー協会関係者は『いろいろな局面においてハリルホジッチと選手との意思の疎通が図れておらず、このことが不協和音の温床となりかねない』と危惧している」
協会関係者は、すでに後任リストを用意しているというのだが……。