日本いきなり剣が峰 UAE戦黒星でもハリル監督でいいのか
リオ五輪を熱心にテレビ観戦し、日本選手のメダルラッシュに喜びを隠さなかったハリルホジッチ日本代表監督。ロシアW杯アジア最終予選初戦のUAE戦(1日=埼玉スタジアム)を1―2の逆転負けで落とし、一夜明けて2日になっても「サッカーには、五輪みたいにチャレンジという制度はないのか!」と大声を上げて叫びたいことだろう。
前半11分にFW本田圭佑(30=ミラン)が先制のヘディングシュートを決めた。だが、日本の見せ場はここまでだった。
その9分後。DF吉田麻也(28=サウサンプトン)が、ゴール正面15メートルの地点で相手選手を倒してしまい、微妙な判定の末に与えたFKを叩き込まれてしまった。
後半9分には、日本のペナルティーエリア内で相手MFを日本の3選手で囲い込み、この試合がA代表デビューのMF大島僚太(23=川崎)がボールを奪おうとした場面でUAE選手が大げさに倒れ、これをPKと判定されて日本はあっさりと逆転されてしまう。
ハリルホジッチは後半17分、MF清武弘嗣(26=セビージャ)に代えてFW宇佐美貴史(24=アウグスブルク)を、21分に岡崎慎司(30=レスター)に代えてFW浅野拓磨(21=シュツットガルト)を投入。30分には大島に代えてFW原口元気(25=ベルリン)をピッチに送り込んだ。その3分後、浅野の左足シュートを相手GKが左手でかき出したが、再生映像ではゴールラインを割っていたように映し出された。しかし、カタール人主審の判定はノーゴール。