報奨金1000万円ゲット 内村航平はしっかり貯金の“堅実派”
男子体操の絶対王者が史上最高額を手に入れた。
リオ五輪で団体総合と個人総合の2冠を獲得した内村航平(27)が日本体操協会から1000万円の報奨金が贈られることになった。同協会の規定では金メダル1個につき報奨金は50万円。これに04年アテネ以来12年ぶりの団体制覇、個人での五輪連覇、世界選手権を含め8連覇の偉業に特別報奨金を加算し、二木英徳会長がポケットマネーで400万円を上乗せした。
内村は昨年の世界選手権で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠で手にした600万円の最高額を塗り替えた。
日本オリンピック委員会(JOC)からの報奨金(金2個で1000万円)と合わせて2000万円のボーナスを手にする内村。体操では派手な演技を披露しているが、カネの使い方は地味だ。
サンパウロでの直前合宿中にはスマートフォン向けゲームのやり過ぎでデータ量がかさみ通信料が50万円に達して話題になったが、普段は倹約家だ。自宅から所属先の練習場までは自転車通勤。遠征や合宿での移動にもタクシーはほとんど使わずに、バスや電車などの交通機関を利用している。2人の子持ちだけに将来の学費やマイホーム購入のため、これまで得た賞金の大半は貯金しているという。