内村は「ポケモンGO」がアダ? 男子体操“大失態”の原因
集中力の差が成績に表れたのではないか。
リオ五輪男子体操は6日、団体総合、個人総合、種目別の決勝進出を懸けた演技が行われ、内村航平(27)が種目別を兼ねる団体予選の鉄棒で落下。種目別決勝を逃した。他の選手にもミスが続出し、あん馬と鉄棒、つり輪は決勝へ進めなかった。結局日本は団体予選で4位通過。8日に行われる決勝の演技順は、あん馬から始まり、床が最後となる。金メダル取りの最大のライバルである中国は予選トップ。日本が得意とする床から始まり鉄棒で終わる順となる。個人総合は内村と加藤が決勝行きを決めた。
それにしても、エースが得意種目で落下したことは周囲を驚かせた。
「普段落下するところじゃないところで落下した。練習でうまくいっていたので、過信していた部分はあった」と内村は言ったが、このミスはある程度予想できた。
先月21日にサンパウロ入りしてからの合宿で内村は、人気ゲームの「ポケモンGO」のアプリをダウンロードして通信料が50万円になった一件がスポーツ紙などを賑わせた。サンパウロ合宿はコンディショニング調整や最終チェックなど軽めの練習だった。宿舎に戻ればリラックスする時間も十分にあっただろう。しかし、そこでの過ごし方に問題があったと言わざるをえない。