2ケタ勝利お預け G菅野「防御率1点台」でも勝てない理由

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「序盤から150キロ超えを連発して飛ばしてくることがある。最初は手がつけられないなと思うけど、2回り目や3回り目の中盤になると、球威がガクッと落ちる。表示では2、3キロの違い。それでも、151キロから148キロになれば、目が慣れるというか、打席ではかなり遅く感じるものなんです。お、さっきより遅くなっている。ラッキー! みたいな。だから、菅野の時はしぶとく粘っていけば、中盤以降にチャンスがくるイメージはありますね」

 今季の失点をイニング別で見ると、三回と六回が10と最多。七回が7、五回が6で続く。この日も五、六回に5安打を集中されて失点した。

 ペース配分かスタミナの問題か――。菅野は「チームの勝ちが全て」と安堵したものの、初回の2点で逃げ切れるような「虫のいい投球」を、指揮官は求めている。

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