来季も残留確実 巨人ギャレットこそCSベイ戦の重要人物
図らずも巨人の“優等生助っ人”の評価が上昇している。
怠慢プレーや素行不良で3日に正二塁手のルイス・クルーズ(32)が懲罰抹消された。これにより、クライマックスシリーズ(CS)へ重要度が増しているのが、もう一人の助っ人野手、ギャレット・ジョーンズ(35)である。
ヤンキースから年俸3億円でやってきた元大物。1年目の今季は開幕4番を務めながら打率は.258とパッとしないが、24本塁打はチーム2位。CSファーストステージで対戦するDeNA戦で.358と打ちまくっているため、キーマンに挙げられる重要人物なのだ。
巨人は5日、東京ドームでシート打撃を行った。DeNAの石田や今永を想定した左腕対策では、ギャレットが左の中川から2安打。今季の対左腕は打率・237と苦手(対右は.268)にしているものの、好調ぶりをアピールした。球団関係者は「周囲の声をよく聞いて弱点を克服しようとする。全力プレーを怠らない。相手を熱心に研究するから『来季は成績が上がる』と、どのコーチも太鼓判を押している。日本人のように真面目で勤勉」という。来季の残留は確実だ。