登録抹消クルーズ退団危機 巨人は正二塁手不在の緊急事態
巨人のルイス・クルーズ(32)が3日、登録を抹消された。
8日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(第1S)へ向け、巨人はこの日から練習を再開。が、クルーズはその前にロッカーから大きな荷物を運び出し、無言で東京ドームを後にしていた。コンディション不良が原因とみられる。高橋監督は「チーム事情としか言えない」と言葉少な。これでCS第1Sは出場できなくなった。
正二塁手の離脱は、暗雲どころではない緊急事態だ。
「一軍にいる時も今季2度の抹消の原因となった左足首痛を理由に、練習の免除や軽減を首脳陣に度々求めていたと聞きますからね。練習態度も問題視されていた。この日からCS前日まで5日連続で練習がある。本人から同様の要求があっても不思議ではない。1日の阪神との今季最終戦にも出場していたんですからね。これまで、なだめたり、すかしたりしていたコーチも、さすがにCS前の大事な時期に一人だけ特別扱いはできない。断腸の思いで切り捨てるしかなかったのではないか」(チーム関係者)
この助っ人を操縦してきたはずの村田ヘッドコーチは「いない人間のことを言ってもしょうがない。誰が(二塁を)守るか考える」とこちらも多くは語らなかった。