巨人クルーズ懲罰抹消の余波 “同タイプ”のバレ取り消滅も
巨人が3日にルイス・クルーズ(32)を懲罰抹消した波紋が広がっている。クルーズは4日、ジャイアンツ球場での二軍練習に現れ、「チーム事情と言われたから従うだけ」と報道陣に対応。関係者によると、「退団も」との報道が出たため、「オレはクビになるのか?」と焦っていたというから、来年も巨人でやる気はあるようだ。
春先に痛めた左足首の故障を理由に、度重なる怠慢プレーや不真面目な練習態度など素行不良ぶりが問題視されていた。我慢に我慢を重ねた首脳陣の堪忍袋の緒が切れたのが3日だったのだ。巨人OBの評論家・高橋善正氏がこう言う。
「球団にも責任がある。最近は性格を重視して外国人を獲得しているというが、クルーズはロッテ時代(8500万円)から年俸が3倍に跳ね上がって(2億4000万円)の2年契約。ロッテでは2割3分台から5分台。獲得時に球団の幹部が『適正価格』と言っていたそうだけど、とてもそうは思えない。チームが変わっただけで給料3倍の2年間保障。増長する方が自然だと思いますね」
オフの補強にも影響が出そうだ。