第3戦先発で見納め? 広島・黒田が漏らしていた引退後
「黒田は以前、ユニホームを脱いだ後のことについて、『ずっと先のことはわからないけど、コーチ業は大変な仕事だろうし、今は考えられない。コーチをやらなくてもいいくらいのお金を稼げるように、一生懸命やっている』と言っていました。今季、後輩選手に自ら声をかけてアドバイスを送り、CS、日本シリーズ前には選手、関係者のモチベーションを高めるため、ビデオまで作成した。カープに在籍している間に、やれることはやり尽くすというつもりだったのでしょう」
実際、これまで稼げるだけ稼いだ。プロ1年目の1300万円に始まり、最高はヤンキース時代の14年の1600万ドル(約16億6000万円)。プロ20年間の総収入は約120億円(推定)に上る。一生遊んで暮らせるだけのカネは手に入れた。
広島で指導者になれば、単身赴任の生活が続く。家族を抱える黒田にとってはこれも負担になる。25日は、現役のみならず、赤のユニホーム姿も最後になるかもしれない。