広島・緒方監督困った…日ハム王手で秘策“お蔵入り”危機
広島の緒方監督は当初、今回の日本シリーズがもつれると踏んで、7戦目の投手起用に頭を悩ませていたらしい。
先発を中4日の黒田にするか、それとも、ここまでシリーズで登板機会のない福井にするか――。
「最終戦の先発が福井じゃ、負けた時にナインもファンも納得しない。黒田は3戦目につった両足の状態に関して、『大丈夫』と言っている。それなら、地元で今度こそ本当の最終決戦に行ってもらおうと。緒方監督はもう決めているともっぱらですよ。黒田が投げれば本拠地のファンの凄まじい後押しがあるし、本人も引退を公言しているだけに、後先考えずに飛ばせますからね。1回でも2回でも、行けるところまで行ってもらって、その後は5戦目に先発したジョンソンが中2日でリリーフ待機する青写真だと聞きました。5戦目に6回4安打無失点と抑えながら、わずか95球で降板したのは、おそらく中2日のリリーフ登板に備えてのことでしょう。広島はジョンソンと来季から年俸300万ドル(約3億1950万円)の3年総額が最大で15億円を超える大型契約を結んでいて、本人も意気に感じているようですから」(広島の放送関係者)