アジア水泳でも絶好調 池江璃花子が“鉄の女”と呼ばれる日
表彰台の一番上を独占した。
競泳の池江璃花子(16)がアジア水泳選手権2日目となった18日、50メートル自由形、50メートルバタフライに出場。両種目で大会新記録を出して金メダルに輝いた。
「競技間隔が短くて疲れが心配だったけど、諦めなかった結果が出た。この結果はこれからにつながる」と話した池江は、前日の100メートル自由形では銀メダルに終わったものの、53秒68で今年6月に自身がマークした日本記録を0秒01更新。今季12度目の日本記録を叩き出した。
「すべての試合が楽しい。長く休むと体が鈍るので、忙しい方が好き」と言う“キャリアウーマン”池江の目標は、多種目でメダルを量産するマルチスイマーのカティンカ・ホッスー(27)。リオ五輪の400メートル個人メドレー(世界新)と200メートル個人メドレー、100メートル背泳ぎで金メダル3つ、200メートル背泳ぎで銀メダル1つを獲得した「鉄の女」だ。
その名の通り、あらゆる「量」が規格外。練習は1日8~9時間でオフはなし。多いときは10時間泳ぐこともあるという。その体力を維持するための食事量も驚異的で、1日6食。胃袋も鉄でできている。