水泳北島は5億円 体操界初のプロ内村航平はいくら稼ぐ?
日本体操界初のプロ転向が明らかになったリオ五輪金メダリストの内村航平(27)は、11日開幕の全日本団体選手権(東京・代々木競技場)後に所属するコナミスポーツを退社する見込みだ。
今後は20年東京五輪を目指して個人で練習する傍ら、イベント出演などで体操の普及、そして若年層の育成にも励む。
かねて内村は「自分だけが話題になるのではなく、(白井)健三や(加藤)凌平にも注目して欲しい。自分以外にもいい選手はたくさんいる」と話すなど、体操の注目度アップに意欲を見せていた。体操関係者によれば、内村はリオでの悲願の団体金を獲得して所属先への義理は果たし、「退社する潮時」と話していたそうだ。
今後は長友佑都(インテル・ミラノ)、岡崎慎司(レスター)らが所属するマネジメント会社と契約し、スポンサー企業など支援先を募る。日本体操界初のプロだけに商品価値は未知数ではあるものの、海外にはこんなケースがある。
リオで個人総合を含む4冠の体操女王シモーネ・バイルズ(19=米国)は五輪後、正式にプロに転向。9月には新たに寝具メーカーと契約するなど、スポンサー企業5社から合わせて年間約2億円の収入があると見込まれている。バイルズは単に企業CMや販促イベントに出演するだけではない。自身の高度な演技を解説した指導書やDVDを発行したり、オンラインの実技教室を開講するなど積極的なビジネス展開を図っている。