日ハム獲得 米3A帰り元Gドラ1右腕・村田透の“泣きどころ”
先日、日本ハムが獲得を発表した村田透(31=インディアンス傘下3A)は、元巨人ドラフト1位右腕。07年に「外れの外れ」で入団するも、一軍登板ゼロのまま、10年オフにクビになった。
米国では3Aを主戦場とし、ここ2年は15勝4敗、9勝4敗。昨年は一度だけだったが、念願のメジャーのマウンドを踏んだ。栗山監督が「先発ローテーションに入ってくれると信じている」と期待する、元巨人ドラ1右腕は戦力になるか。
米球界に詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言う。
「縦の変化を得意とする軟投派。直球の平均は約140キロで、ほとんど同じ球速で横に曲がるカッターを武器にする。縦に割れる平均114キロのカーブをはじめスライダー、チェンジアップと投球の6割が変化球です。三振率は9イニングあたり5・45個。3Aでも平均は7個以上なので多くない。バットを振り回してくる米国の野球でこれだと、日本ではさらに三振数は減るでしょうね」
日本の打者はメジャーのそれに比べて変化球への対応にたけている。