日ハム大谷 “最も稼げる”メジャー移籍方法をシミュレート

公開日: 更新日:

 大谷翔平(22)のメジャー移籍に関して、大物代理人のスコット・ボラス氏(64)の発言が注目を集めている。米ウインターミーティングの会場で「現行のルールでは最も素晴らしい選手が米国でプレーできない」と言って、契約金の額などが著しく制限された新労使協定をヤリ玉に挙げたのだ。

 新協定では、外国人選手の契約金が制限される年齢が「23歳未満」から「25歳未満」に引き上げられた。これに来年、23歳になる大谷は引っ掛かるという。契約金は最大約1000万ドル(約11億4000万円)に制限されるうえ、マイナー契約しか結べない。

 要するに米国のドラフトにかかる一般のアマ選手と同じ扱いだから、仮に1年目からメジャー昇格してバリバリ働いても、調停の権利が生じるまでの3年間の年俸は原則として最低保障の54万5000ドル(約6200万円)。FAを取得するまでには6年かかる。

 移籍には入札制度を利用するから、日本ハムに入る移籍金の20億円に影響はないとしても、「年俸30億円の総額200億円超」といわれた大谷の契約は著しく制限されることになる。選手の契約金と総年俸の3~5%が実入りになる代理人が文句タラタラなわけだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…