日ハム大谷 “最も稼げる”メジャー移籍方法をシミュレート
■米でのFA取得は29歳以降
大谷は9日、新労使協定で契約金が制限されるようになったことについて、「僕には関係ない」とコメント。栗山監督も指摘しているように、本人の判断基準はおそらくカネではない。収入が少なくてメジャー挑戦を先延ばしするとは考えにくいが、仮に収入面を最優先させるとしたらどんな方法がいいか。
来オフ、入札制度で移籍した場合の実入りは前述の通り。ルール上の抜け道とか裏技があればともかく、年俸が膨らむのは調停の権利を手にする4年目以降。エース並みの20億~30億円の年俸を得ようと思ったら、FAを取得する6年目以降、29歳の23年以降になる。
いきなり大型契約が期待できるプロ野球の海外FAを取得するのは5年後の21年、27歳まで待たなければならない。
最も稼げそうなのは新労使協定の縛りを受けない25歳になってから、つまり19年オフに入札制度を利用してのメジャー挑戦か。現行の入札制度は移籍金付きFAのようなもの。収入のことだけを考えれば、あと3年待って、年俸や契約金の制限を受けずに海を渡るのがベストだ。