「ジャマしないこと」 早実・和泉監督が清宮の育成法語る
■「特別扱いも排除もしない」
――清宮は入学当初からベンチ入りさせました。
「良ければ使うべきで、良いから試合で使っただけのことです。そうじゃない方がおかしいと思う。実力主義? それ以外ないですね。あの生徒は頑張っているから、という見方はしない。みんな頑張っているわけで。清宮が何も頑張らないといったら話は別ですが、彼はよくやってます」
――斎藤佑樹しかり清宮幸太郎しかり、注目度が高い生徒を預かるのは大変じゃないですか?
「預かるなんて思っちゃうと大変ですよ。早実という学校は王貞治さん、荒木大輔のときもそうですけど、そういう状況に慣れているというか、普通の生徒と同じように扱うし、本人たちも居心地がいいのではないか。早実は『三敬主義』という校訓を掲げている。要は特別扱いも排除もしないということなんです」
――ただでさえ注目度が高い学校で、清宮というスター選手がいる。是が非でも甲子園に出て欲しいという期待の高さはもちろん、清宮がいるから勝って当たり前だ、と見られる部分もあるかと思います。