「ジャマしないこと」 早実・和泉監督が清宮の育成法語る

公開日: 更新日:

――一塁だけでなく、外野なども経験した方が将来的に幅が広がるという意見もありますが……。

「将来のためなんてこれっぽっちも思っていません。それでポジションを決めたらチームがおかしくなる。それに高校時代にいろんなポジションをやらせて、それが先々、うまくハマったケースってそんなにあるんですかね。一塁しかやってないから、他のポジションができないというわけじゃないと思います」

――普段、清宮を指導するにあたり、どのように接していますか。

「ジャマをしないことですかね。他の部員も同じです」

――打てない時はああしろ、こうしろと言いたくなったりしませんか?

「ならないですね。僕が高校生のときより野球がうまいし、僕はこれだけ注目されながら野球をやらないといけない環境に身を置いたこともない。ジャマをするからヘタになるんですよ。練習もチームのことも、前向きに熱中してやっているのに、口を出すつもりはない。明らかに困った顔をしてたらアドバイスはするかもしれませんし、注目されることにうつつをぬかしたり、周りに踊らされたりして明らかに自分のやるべきことをやらないとなったら言いますけど、そんなものもありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…