「ジャマしないこと」 早実・和泉監督が清宮の育成法語る
■清宮の打順「3番の方がしっくり」
――打順は3番清宮、4番が野村(1年)という並びです。なぜ清宮を4番に置かないのですか?
「いろんな考え方があると思いますが、このチームに関しては、初回に一番打つ確率が高い清宮に回ることが大きい。昨年、彼を4番に置いたこともあったが、どうも巡りが悪い。もちろん、4番を打てる打者がいないとしょうがないけど、野村が入学してきてくれましたからね。あとは、チームとして投手が弱いという事情がある。投手が強気で攻められる環境にするため、先手、先手という形をつくりたいのもある。あくまでチーム全体を考えた結果です」
――今後、清宮を4番にすることは?
「今はこっちの方がしっくりくるし、3、4番だけに限れば、うまく回っているものを、こちらがわざわざ動かす必要はないと思っています」
――清宮のポジションについては、昨年の一時期、中堅で起用した以外は一塁で固定しています。
「中堅起用はチーム事情でしたが、あれだけ一塁がうまい選手は僕が見てきた中でなかなかいない。高校野球の一塁は結構大事。内野手の多くは決してスローイングがうまくない。難しいバウンドの捕球、送球がそれた際のベースタッチを、清宮はしっかりこなしてくれます」