大谷WBC断念の余波…巨人菅野が侍エース繰り上げで大混乱

公開日: 更新日:

 大谷が投手でのWBC出場を断念したことを受け、1日に宮崎でキャンプインした巨人にも波紋が広がった。

 侍ジャパンで大谷とダブルエースを担うはずだった巨人の菅野智之(27)はこの日朝、大谷の欠場について困惑の表情を浮かべた。練習後に報道陣に対応し、「(大谷は)相当な思いでやってきたと思う。残念な気持ちは本人が一番強いだろうし、代わりになれるか分からないけど、(周囲の自身への)期待値は上がるだろうし、少しでも期待に応えられるように、自分だけじゃなくて(投手陣)みんなで頑張りたい」と神妙な面持ちで話した。

 が、言葉とは裏腹にこの日は、初日から多くの投手がブルペン入りする中、「フラットな場所で確認している」と室内練習場で強めのキャッチボールにとどめ、「ちょっとペースを落とします」と発言。前回のブルペン入りは一軍合同自主トレ中の1月28日にもかかわらず、マウンドでの投球練習は「次のクール(4日)から。状態と気候を見て」と自ら手綱を締めるように話した。

「調整ペースのスローダウンの理由は、ハワイでの自主トレで飛ばし過ぎたことがひとつ、それとやっぱり、大谷が抜けて自分まで離脱できないとの自覚から慎重になったこともあるでしょう。小久保監督の周辺からは、こうなった以上、菅野はキューバとの開幕戦から決勝戦といった全ての重要な試合に、主に中4日の間隔で登板していくプランが出ている、と聞こえてきていますから。調整ペースを変えるということ自体、大谷投手断念の影響を受けていると言えますよね」(放送局関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇