大谷WBC断念の余波…巨人菅野が侍エース繰り上げで大混乱

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 菅野は巨人のエースでもある。昨年11月に今季の開幕投手も早々と内定している。ただ、侍ジャパンで大車輪の働きをしながら、米国での決勝まで勝ち上がれば、開幕までは中7日。強行軍もいいところである。高橋由伸監督(41)は「大谷が投げない? 菅野も十分、力はあると思う」と言いながら、自軍のエースの有事にも備えなければならなくなった。

 この日、真っ先に向かったのは一軍ではなく、二軍のブルペン。台湾人のドラフト7位リャオら新人3投手や、右股関節手術からの復活を目指す杉内の投球を視察。「二軍? これからも行くよ」と予告した。

 右肩痛のため、ジャイアンツ球場で三軍発進したFA加入の山口俊(29)は、キャンプ初日にキャッチボールも行わず。アテにならない新戦力より、指揮官としては少しでも他の戦力を発掘したい思いもあるようだ。

 大谷に引っかき回された巨人の宮崎キャンプ初日だった。

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