内部から不要論まで 勝てないウッズにスポンサーがソッポ
技術面ではゲーリー・プレーヤーが「アプローチイップスにかかっており、彼のアプローチを見て感じるのは、彼が試合に勝てる見込みは全くないということだ」と手厳しい。そして、「そのイップスはほとんどの人間が克服できない」と断じている。
ジェイソン・デイなどトッププロの多くや、ジャック・ニクラスは「ウッズは復活する」と期待を寄せる。もっとも他のプレーヤーに対してネガティブなことは言わない、というプロ同士の不文律があるために、まともに信じることができない。ウッズの存在は、まだ、ツアーを盛り上げる要素になると信じられているからなおさらだ。
■高額アピアランスフィや契約金が首を絞める
しかし、数年前にケーブルテレビ重役がツアーと放映権交渉をした際、「ウッズ出場によって視聴率が上がることを計算に入れていない」と語っていたように、ウッズではすでに視聴率を稼げないと見限っているところがある。
さらに最大スポンサーのナイキにすれば、クラブやボールビジネスから撤退し、いまやゴルフウエアとシューズ部門などを残すのみ。これまでの功績からウッズとの契約を切れないが、試合に出ない、出ても勝てない、予選も通過できないでは、お荷物でしかない。