韓国人席巻に危機感 菊地絵理香“日本人9連敗”阻止なるか
【Tポイントレディス 初日】
大会初日、8バーディー(1ボギー)で単独トップに立った菊地絵理香(28)のコメントが核心をついている。
「(私たち女子プロは)恵まれた環境でゴルフができている。だから、日本人選手がもっと頑張らなければこういう状況は続かない」
今季開幕から2戦続けて韓国人プロが優勝したことを意識して、「このままではヤバい」と危機感を持っているのだ。
もっとも昨季から年をまたいで8試合続けて日本人選手は勝っていない。こうなると日本女子ツアーの看板が余計にみすぼらしく見えてくる。
実際、「中継開始から韓国人プロが試合をリードしているとテレビ視聴率が上がらない」(テレビ関係者)、「いつも韓国人プロの優勝なら大会を主催する意味がなくなる」(主催者)という不満がくすぶり続けており、すでに女子プロの耳にも入っている。
「女子プロは長く不人気な時代がありましたから、大会前に行われるプロアマ戦でゲストに気持ちよくプレーしてもらうことを重視してきました。だからスポンサーもプロアマ大会さえ無事に終われば、あとは中止になっても構わないというところさえあった。女子プロもニコニコしていればよかったのです。ところがジュニア時代から厳しい練習を積んできた韓国選手が大挙して日本ツアーに参戦するようになったら、技術的にも精神的にもかないません。女子ツアーは、ひさしを貸した韓国選手に完全に母屋を取られてしまった感じです」(ツアー関係者)
菊地に連敗阻止を期待するツアー関係者は多いが、今週も韓国人に負けるようなら、女子大会からテレビもスポンサーも逃げ出すはずだ。