今大会成功に味を占め…WBCが収益拡大へ日本市場を狙う
■準決勝の東京開催も検討
WBCは一時、開催継続が危ぶまれたものの、今大会の成功で味をしめたMLBが更なる収益の拡大に走るのは当然だ。MLBは海外市場の拡大を進めており、日本を超優良マーケットに位置付けている。具体的な金額は公表されていないが、莫大な利益が見込めるとあって、21年開催の次回大会では日本を主戦場に選ぶ可能性まであるという。
日本で試合を実施すればするほど儲かるだけに、MLBは1次、2次ラウンドに限らず、準決勝の会場のひとつを東京に変更することも検討しているそうだ。
WBCでの儲けが増えれば増えるほど、総収入の66%が懐に入る米国を潤すことになる。そのうえ、今回は優勝の名誉まで米国にくれてやり、なおかつ次回は準決勝の会場まで提供するかもしれないのだ。
日本のWBCへの熱狂ぶりを見たMLB幹部の高笑いが聞こえてきそうだ。