広島・菊池涼介が語った“侍J戦士”打撃不振の根本原因
「(中田)翔は故障もあって今は二軍で調整をしているけど、もうすぐ復帰できるみたいですし。復活すると思うし、絶対やってくれると思っています」
こう言うのは広島の菊池涼介(27)。21日のヤクルト戦前、3月のWBCでともに日の丸を背負った中田に関してだ。菊池と中田は同じ学年。12年4月に常設化された侍ジャパンで何度もチームメートとなり、公私で親交が深い。盟友といえる間柄である。
中田は腰や手首に痛みを抱えながら、WBCを戦った。開幕から打撃不振に陥り、右足内転筋の筋挫傷で登録を抹消された。その直前には「公式戦に向けての気持ちの持っていき方」について難しさを吐露していた。菊池が続ける。
「僕は初めてWBCを経験させてもらった立場ですけど、気持ちの切り替えは難しかったですよ。本当に。当初の成績はもう、見ての通りの結果でしたし」
たしかに開幕から9試合の成績は打率.189、0本塁打、2打点。昨季、最多安打(181)のタイトルを獲得した選手とは思えないほど低調だった。