借金6の最下位…貧打ヤクルトが切望する青木の“古巣復帰”
ヤクルトがなかなか波に乗れない。
18日からの巨人2連戦はともに完封負けし、借金6の最下位。昨季ボロボロだった投手陣は、新助っ人ブキャナンの加入や現有戦力の底上げでチーム防御率はリーグ2位の3.01と好調を維持する一方、チーム打率.223はリーグ最低。畠山、川端の中軸が故障で離脱した揚げ句、山田、バレンティンが揃って打率2割台をウロチョロしていては、相手はラクだ。
■侍ジャパンでは精神的支柱に
20日は、神宮でのピックアップ練習を全体練習に変更。21日からの広島戦に備えたが、「苦境のときこそ、野手全体でカバーし合う必要がある。チームを牽引する野手のリーダーが欲しいところですが……」と、ヤクルトOBが言う。
「巨人は阿部と坂本、阪神は福留と鳥谷、広島は新井と、上位3チームにはすべて、言動でチームを引っ張る選手がいる。ヤクルトは投手ではベテランの石川がいますが、野手は本来リーダーになるべき畠山が最近は故障がち。もしここに青木(アストロズ)がいれば、チームの雰囲気は違ったものになるんですが……」