ハリル監督に高まる不信感 手薄過ぎるCBに「正気なのか」
7日の調整試合シリア戦(調布)、14日のW杯アジア最終予選イラク戦(イラン)に向けて合宿中のハリルホジッチ日本代表。5日はシリア戦の試合会場でトレーニングを行ったが、今回の招集メンバーについて選手たちの間から「ハリルは正気?ヤバイよ!」と懸念されているポジションがある。
センターバックが「手薄過ぎる」と言うのだ。
確かに英プレミアでプレーしているDF吉田麻也(代表歴73試合=サウサンプトン)の次にキャリアのある選手が鹿島DF昌子源(2試合)となり、あとは初招集のG大阪DF三浦弦太しかいない。もしシリア戦で吉田がケガなどした場合、大一番のイラク戦は昌子と三浦の急造コンビが、CBを務めることになる。
「2013年9月のグアテマラ戦で吉田と初めてコンビを組んで以来、代表常連のFC東京DF森重真人(41試合)が、今回のメンバーから外れたこともあるが、選手たちは『チャレンジャーと言えばそれまでだが、ハリルは何を考えているのか?』と呆れている。そもそも吉田と昌子は、これまで一度も一緒にプレーしておらず、シリア戦が初のコンビとなる。その試合で仮に息の合ったプレーができたとしても、比較にならないプレッシャーのかかるイラク戦でもうまくいく保証なんてどこにもない。『それにしても無謀だ……』と不安を隠さない選手もいました」(マスコミ関係者)
昌子の代表デビューは15年3月のウズベキスタン戦。森重とCBを務めてフル出場。吉田はベンチだった。2試合目は16年6月のブルガリア戦。残り6分になって出番が回ってきた。先発した吉田と入れ違いである。
大丈夫なのか? ハリル日本の守備陣は――。