酒酔い蛮行のG山口俊を古巣ベイと因縁の中日が冷笑する訳
「年俸吊り上げのダシにしやがって」
酒に酔ってトラブルを起こした巨人・山口俊(30)のDeNA退団が決まった昨オフ、DeNAの幹部は吐き捨てるようにこう言っていた。
古巣とのFA残留交渉で山口は、3年総額5億円プラス出来高とみられる好条件を引き出した。ところが、シーズン終了後の全体ミーティングを無断欠席して高田GMを激怒させるなど、身内の気持ちを逆なでするような言動があった。
「過去には契約更改の席で突然、ポスティングでの移籍を要求し、フロントを慌てさせたこともある。ハナから巨人に行くつもりだったのに、向こうの条件を良くするためにウチを利用し、11年間も世話になった古巣を条件吊り上げのダシに使うどころか、後ろ足で砂をかけて出ていったと受け止めている球団の人間は1人や2人ではない」と、ある横浜OBがこう続ける。
「山口はかねて酒癖が悪い、一気飲みを強要するなど悪評が多く、心配したチーム関係者が私生活を改めろと諭したこともあった。キャバクラで酒が回るとホステスに『もっと早く酒をつくれ』などと悪態をつくので、キャンプ地の夜の世界での評判もあまり良くなかった。昨季はケガを予防してパフォーマンスを向上させるため、『酒を減らした』と周囲に言ってはいたが、ケガがちの体質は変わらず、体に気を使うそぶりは見えなかった。“出ていってくれてありがとう”というのがチームの本音でしょう」