PSG移籍ネイマール大儲け “広告塔”のギャラだけで20億円
ブラジル代表FWネイマールを移籍金290億円で引き抜いたパリSGの金庫には一体、どれだけのカネがうなっているのだろうか? サッカー史上最高額の移籍金をバルセロナにポンと払ったと思ったら、アトレティコ・マドリードのスロベニア代表GKオブラクに「移籍金190億円でオファーを出している」とスペイン紙が報じているのである。
「底なしの資金力の出どころはカタール政府」とはあるサッカーライター。
「カタールの投資庁が後ろ盾に付いているカタール・スポーツ・インベストメント(QSI)が11年春、パリSGの筆頭株主に収まって、カタール政府が運営する強豪クラブとなった。国内リーグ優勝、欧州CL優勝という目標以外に『カタール政府の広告塔』と位置付けられ、その象徴的な存在がネイマールです」
2020年にカタールでW杯が開催される。しかし、招致活動の際に賄賂が飛び交ったと批判され、6月にはサウジアラビア、UAE、バーレーン、エジプトが「テロ組織を支援している」という理由でカタールと断交した。このまま国際社会で孤立化が進むとW杯開催どころではなくなる。
「カタール政府は、スーパースターのネイマールを前面に押し出し、カタールのイメージアップに利用しようとしているのです」(前出のライター) ネイマールの新年俸は40億円。バルサ時代との差額は20億円だ。広告塔としてのギャラだけでウハウハ大もうけである。