試合前まで巨人全敗…広島選手が語る「東京ドームは楽」
30日の試合前まで巨人は東京ドームで広島に7戦全敗。ようやく一矢を報いたこの日も、四回までに4―1とリードしながら、6―4となった九回に2死一、二塁と追い詰められた。今季の対戦成績は6勝16敗。特に、かつては絶対的な強さを誇った本拠地・東京ドームで一方的にやられている現状を村田ヘッドコーチに聞くと、「理由があったら、こっちが教えて欲しいわ! 思い当たること? ないけどな」と不機嫌そうに吐き捨てた。
広島ナインはどう感じているのか。29日の試合で超美技を見せた二塁の菊池はこう言った。
「前のより今の人工芝(14年から現在のフィールドターフ)が、どこの球場よりも守りやすくて、エラーをする気がしないんです。ボクは好きですね。あとは涼しいから、体がかなり楽です」
遊撃の田中は「(全勝は)たまたまですよ。東京ドームの(LED)照明はむしろまぶしくて見にくい」と言いながら、「一番涼しい。ナゴヤとか他のドーム球場より? はい。かなり涼しいから快適です」と指摘。誰に聞いても「涼しいからやりやすい」と言うのだ。