日本が強気提示か ハム大谷にポスティング“専用ルール”案

公開日: 更新日:

 22日、NPBが12球団代表者会議でMLBと改定交渉中のポスティングシステムについて協議。10月2日のプロ野球実行委員会で日本側の方針を決定する意向を示した。

 現制度は10月31日に失効。今オフには日本ハム大谷翔平(23)がポスティングシステムでのメジャー挑戦を決めているため、新ルール決定までには時間がない。ところが、井原事務局長は「もともと2国間の信頼関係に基づいた協定なので、今オフにガチガチに決めなければというわけじゃない」と余裕の表情。交渉がまとまらなかった場合、「旧制度でやるというやり方もあるし、それもなしというのもあるし、(MLBと)合意に達すればそのやり方でやる」と話した。

 ノンビリしているようにも聞こえるのは、制度改正と共に協議が進められている「大谷ルール」の存在なしにMLB側は新制度自体を成立させるのが難しいからだ。

 昨年12月、MLBの新労使協定が締結され、現在23歳の大谷の契約金や年俸を含めた総額は最大575万ドル(約6億4000万円)に制限された。加えてMLBはNPBに対し、これまで2000万ドル(約22億4000万円)が上限だった譲渡金について、メジャー球団と選手が結ぶ契約総額によって変動する改正案を提示してきた(①年俸総額の一律15%②年俸総額が1億ドル未満の場合は15%、1億ドル以上なら一律2000万ドル)。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード