何勝できるか 大谷翔平のメジャー1年目にこれだけの不安
今オフ、ポスティングによるメジャー挑戦が明らかになった日本ハムの大谷翔平(23)が21日のソフトバンク戦に先発。今季最多のメジャー17球団27人のスカウトがネット裏に集結して熱視線を送る中、今季最長の6回108球を投げ、5安打1失点で2勝目を挙げた。ストレートの最速は162キロで毎回の9三振を奪うも、5四球を与えたこともあり、「今日に関してはいいところがなかった。反省を次につなげたい」と話した。
大谷を巡っては今オフ、メジャー全30球団が獲得に乗り出すといわれ、日本人選手で成功例が多い投手として高く評価しているという。今季は、キャンプ直前に右足首を故障するなど、投手としての登板はわずか4試合にとどまっているが、6回100球をクリアしたこの日の投球は、メジャー球団も一安心といったところではないか。
新人年から投打の二刀流を継続する大谷は、投手としては日本人最速の165キロのストレートを投げ込み、打者としては日本人野手でもトップクラスの飛距離を誇る。その才能、潜在能力は疑う余地はなく、海の向こうでの大活躍を期待するムキも多いことだろう。