フル回転続く田中 未体験ゾーン突入で高まる右肘の不安

公開日: 更新日:

 ヤンキース・田中将大(28)が13日(日本時間14日)、アストロズとのリーグ優勝決定戦の初戦(ヒューストン)に登板。6回4安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず負け投手となった。試合は1-2で敗れた。

 インディアンスとの地区シリーズ第3戦では7回無失点と好投。連敗スタートの崖っぷちからシリーズの流れを引き寄せた。ジラルディ監督は今後、田中を中心としたローテーションになると示唆している。

 順番通りなら、今シリーズは初戦と5戦目の2試合に登板。リーグ優勝を果たせば、24日からのワールドシリーズ初戦のマウンドを託される可能性もある。だとすれば、負担の大きい中4日登板が3回続くことになる。8年ぶりの世界一に向け、獅子奮迅の働きを求められるが、田中にとっては未体験の領域に足を踏み入れる。

 アストロズ戦までのレギュラーシーズンも含めた今季の投球回数は計185.1。残り14.2回で200イニングに到達する。田中は2014年に入団して以来、年間200イニングに一度も達していない。昨季の199.2回が最多だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…