PS2勝目のダル 来季以降は“5年140億円契約”が最低ライン
ダルが来季以降、ドジャーブルーのユニホームに袖を通すことはなさそうだが、ここにきて、今オフの契約合意の最低ラインが明らかになった。
周囲の関係者の話を総合すると、ナショナルズの160キロ右腕ストラスバーグ(29)が12年に交わした7年総額1億7500万ドル(約196億円=年平均28億円)が基準になるという。ストラスバーグはダルも受けた右肘のトミー・ジョン(腱の修復)手術から1年で戦列に復帰。12年には15勝(6敗)をマークし、同手術を経験した投手では史上初めて年俸総額が1億ドル(約112億円)を超えて話題になった。
ダルは来年の8月で32回目の誕生日を迎えるだけに、ストラスバーグ並みの長期契約はリスクが高い。契約年数は5年程度で、年俸はストラスバーグと同等の28億円規模になるとみられている。
年齢的にも今オフの交渉は大型契約を手にする最後のチャンスだ。今オフ、ダルの代理人と各球団の間では、熾烈な駆け引きが繰り広げられる。