放映権料にスポンサー激怒 日本女子ツアー来季開催ピンチ
女子大会は生中継が少なく録画放送ばかりだ。事前にインターネットで優勝者がわかってしまえば、視聴者は試合展開を楽しむことができないなど問題点が多い。また、今回のように最終日に大会中止になったときに放映権料はどうなるかという細部もはっきりしていないという。さらに毎週のように韓国選手が勝てば視聴率も上がらない。放映権料1000万円に見合うだけのコンテンツといえるか、という声もある。
LPGAに放映権料について取材を申し込むと、「申し訳ありません。今、お話しすることはありません」だけだった。
「この放映権料は小林浩美会長と数人で決めたといわれ、女子プロのほとんどは知らないと思います。協会は女子プロの年金積み立てに利用したいという理由づけがあるそうですが、もうちょっと時間をかけて丁寧に説明すべきだった。数年前に公認料が350万円から700万円に倍増、新規参入が1000万円になったときも、事前の説明もなくLPGAから突きつけられて押し切られており、その時と同じだと主催者の間にはLPGAへの反発がずっと根強い。昨年は写真通信社ゲッティと4年間の公式写真エージェンシーとしての契約を結ぶなど、次から次へとお金を集める話題ばかりです。選手に還元される仕組みができていないのも問題なのです」(前出の関係者)