あるか出世部屋の入居 清宮が5年入る日ハム寮生活の全貌
さらに異業種の講師を招いての講演も定期的に行っている。
「日ハムには寮長とは別に、選手教育ディレクターがいる。いわゆる『教官』です。元高校教師の本村幸雄氏がそうで、同氏がかつて学んだ『教師塾』(原田隆史塾長)のメソッドを取り入れ、指導している。球団オリジナルの日誌に日々の目標、練習内容、それを受けての反省点などを書かせた上、半年に1度、『長期目標設定用紙』に記入させる。達成目標、経過目標などの項目があり、清宮のような1年目の選手はコーチと相談した上で目標の試合数を設定し、それを達成するために体力、技術などをどう向上させるかを細かく記すことになる」(前出のマスコミ関係者)
清宮の場合、体と技術だけでなく、アタマもメンタルも鍛えようという日ハムの寮生活が最低5年続くことになる。清宮が対面した大谷は今年でプロ5年目を終え、退寮と同時にメジャーに挑戦する。
清宮は詰めかけたファンから声援を浴び、「見学に来ているだけですが、いろいろ声をかけてもらい、愛を感じるじゃないですけど、もっと頑張らなきゃと思った」と、間近に迫るプロ生活に思いを馳せたが、いざ入寮したら「愛を感じる」余裕はないかもしれない。