米本命2球団を敬遠か 日ハム大谷は“即結果より育成”希望
今オフ、ポスティングシステムを利用して大リーグに挑戦する日本ハムの大谷翔平(23)。日米のスポーツマスコミがこぞって「本命視」しているのが、ドジャースとヤンキースだ。
ドジャースは最も大谷へのアプローチに熱心だった。高校時代には何度も接触。今年のシーズン中にも複数の球団幹部が来日し、7日(日本時間8日)にはフリードマン編成部長が「二刀流は可能」と秋波を送った。
一方、ヤンキースも有力候補といわれる。さる6日(同7日)、米大リーグ機構の公式ラジオチャンネルのツイッターで、MLBの名物記者15人中11人が大谷の移籍先をヤンキースだと予想した。
大谷はしかし、親しい人に「日本人選手の在籍していない球団に行きたい」と話しているという。さらに、親しい関係者は「(大谷は)すぐに結果を求められる大都市の人気球団を敬遠するのではないか」とみている。つまり、育成に定評のあるチームを重視しているのだろう。
日本人選手のいない球団――。そうなれば、真っ先に選択肢から消えるのが、前田健太と8年契約を結ぶドジャースと、残留を決めた田中将大のいるヤンキースの2球団だ。ともに、「大都市の人気球団」でもある。
大谷はこの日、右足首手術後初めてのジョギングを行った。右膝を地面につけた状態でのネットスローもこなし、病院で受けた定期検査については「問題なかった。やれることをやりたい」と話した。