13勝目のヤ軍・田中 年俸25億円で今季貢献度は半値以下
ヤンキース・田中将大(28)が29日(日本時間30日)のブルージェイズ戦に登板。レギュラーシーズン最終マウンドは、7回を3安打無失点で13勝目(12敗)をマークした。メジャー自己最多の15三振を奪い、無四球だった。
今季は3年連続開幕投手を務め、不動のエースの座を手にしたはずだが、投球内容はもちろん、働きぶりは物足りない。2014年に移籍してからの投球回数は昨季の199回3分の2が最多。右肘に不安を抱えているため、毎年、離脱を繰り返しており、これまで一度も200回に達していないのだ。
メジャーのエースとしての最低条件さえクリアしていない田中の年俸が2200万ドル(約25億円)とは、いくらなんでももらい過ぎではないか。
「選手がどれだけ勝利に貢献したかを示す『WAR』という指標では今季の田中は2・2。金額に換算すると1・0あたり400万ドルなので、今季は880万ドル(約10億円)分しか働いていない計算になる。過去4年の通算でも4880万ドル(約55億円)で、実際に手にしている4年分の年俸8800万ドル(約100億円)の半額程度です。カーショー(ドジャース)、シャーザー(ナショナルズ)らの超一流投手が毎年7・0前後であることを考えれば、いかに田中が期待を裏切っているかがわかります」(スポーツライター・友成那智氏)
田中は今季終了後、20年まで残り3年間の契約を破棄(オプトアウト)してFAになる権利を持つものの、実際の評価を見ればヤンキースを飛び出せるはずがない。