4場所連続休場…横綱鶴竜は月給282万円の“出る出る詐欺”
またか、である。
去る8日、横綱鶴竜(32)が11月場所を休場することを、師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が明らかにした。井筒親方によれば、鶴竜は順調に稽古を積んできたが、ここにきて痛めていた腰と右足首の状態が悪化。「中途半端で出場させるのは無責任」(井筒親方)と、休場を決めたという。
これにより、鶴竜は2場所連続全休が決定。今年は1、5、7月場所を途中休場しており、皆勤は10勝5敗と平凡な成績だった3月場所だけだ。途中休場を含めれば、4場所連続休場である。
それでも給料は、まるまるフトコロに入ってくる。横綱の月給は282万円、年にすれば3384万円もの大金だ。
井筒親方が最初に「次に出る場所で進退をかける」と話したのは、今年7月場所で途中休場したとき。9月場所直前も同じ言葉を使ったが、「次」を先送りにして給料をもらい続けているのだから「出る出る詐欺」と言われても仕方がない。
過去、横綱の連続休場は貴乃花の7場所が最多(2001年7月~02年7月)。当時、ファンの間からも「見苦しい」という声が出た。優勝回数22回の貴乃花ですら、晩節を汚せば容赦ない批判を浴びたのだ。いわんや、優勝たったの3回の鶴竜をや、である。
1年のほとんどを休みながら、場所直前に古傷を悪化させるような力士に、土俵上で進退を問う必要などない。横綱審議委員会は、いますぐ鶴竜に引退勧告をすべきだ。