逆転Vで今後が心配…日馬富士に迫る“燃え尽き症候群”

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「本人は『10回目の優勝を目指す』と話しているが、どこまで気持ちを高められるか……」

 横綱についてこう話すのは、ある親方だ。

 9月場所を自身9回目の優勝で飾った横綱日馬富士(33)。一夜明けた25日の会見では、「優勝を意識するどころじゃなかった。気持ちだけは負けないよう、前を向いて相撲を取った」と率直な気持ちを打ち明けた。

 場所前から自分以外の3横綱が休場を発表し、日馬富士は1人横綱を余儀なくされた。しかも序盤で3連敗。この時点で優勝は絶望的となり、「限界説」もささやかれ始めた。

 ところが終盤に急展開を迎えた。大関豪栄道(31)が勝手にコケ、4敗をキープしていた日馬富士は、まさかの優勝戦線復帰。千秋楽では大関を気迫で圧倒し、賜杯をもぎ取った。

 11勝4敗という低レベルの成績ながら、どん底からの優勝だけに、現在は喜び以上に安堵の気持ちが大きいだろう。

 冒頭の親方は「だからこそ、日馬富士の今後が心配になる」と、こう話す。

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