日本人いない球団希望 大谷“二刀流”への固執と開拓者精神
「どう進展していくかはこれからだ。伝えるべきことは伝える」
13日(日本時間14日)、米フロリダ州オーランドでGMミーティングがスタート。入札制度(ポスティングシステム)でメジャー挑戦する大谷翔平(23)の代理人を務めるネズ・バレロ氏は12日に現地入りし、報道陣にこう言った。
ドジャースからFAになったダルビッシュ有(31)の代理人であるジョエル・ウルフ氏も12日に会場入りした。
ポスティングでメジャー挑戦する大谷と、FAになったダル。米球界も注目する2人の去就が実は、深く関係しているという。
「大谷の希望は二刀流による育成が可能で、なおかつ日本人選手のいない球団だと聞いている。となると、ダルを取りにいく球団はおのずと大谷の選択肢から外れるのではないか」と、さる西海岸の代理人関係者がこう言った。
「ダルの相場は5年総額140億円といわれている。年平均30億円近い大金を払ってでもダルが欲しい球団はもちろん、来季のプレーオフ進出を狙っているわけで、それなりの戦力を抱えるチームに限られる。資金力があって常勝を義務付けられた球団に、二刀流選手を実戦で起用しながら育てる余裕はないと思うのです。ワールドシリーズで2戦連続KOされたダルにしても、同じワールドシリーズの舞台でやり返したいと話しているだけに、勝てるチームでプレーしたい。選手層の厚い球団を望んでいるでしょうから」